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第六回:「面接ってどうしたらいいの?:質問編(1)」

こんにちは、キャリアドットコムです。

「転職なんでもQ&A」第六回、投稿が遅くなり申し訳ありません。

今回は前回投稿致しました「面接ってどうしたらいいの?」後編となり、

面接で出てくると想定される質問への良い答え方・悪い答え方を解説していきます。

明日からは12月に入り、来年1~3月頃の入社を目指して

面接に挑まれる方も増えてくるのではないかと思いますので、

少しでもご参考になれば幸いです。

転職コンサルタントのキャリ男さん

では、前回に続いて今回は面接で実際に質問された時の

良い答え方・悪い答え方について一緒に考えていきましょう。

転職活動中のA子さん

はい、よろしくお願いします!

えーと…前回キャリ男さんから教えてもらった「最低限答え方を用意しておくべき質問」は

・転職の理由

・何故その会社の選考を希望したか(志望動機)

・その会社で何をしたいか、どうなりたいか

・自己紹介

でしたよね。

一つ一つ教えてもらえるとうれしいです…。

(1)「転職の理由」の答え方

分かりました。

それでは、最初に「転職の理由」からお話していきますね。

これについて、まず気をつけたいのは「前の会社の愚痴話にならないこと」です。

転職をされる方は、少なからず前職の会社に対して

何かしらの不満があって辞めるということもあると思いますが、

それを主題にして話すのはやめた方がいいですね。

NG例:

「前の会社では事務をしていましたが、毎日同じ作業の繰り返しで、

 仕事をしていてもあまり面白くありませんでした。

 またサービス残業も多く、勤務時間に対する給与も見合わないので、

 前から考えていた営業職に移りたいと思い転職を考えるようになりました」

うーん…なんだかネガティブな印象を受けるような…。

そう、それなんです。

面接ではネガティブなイメージを持たせることは、あまり良い結果に繋がりません。

でも、理由を話す為にはネガティブな話題に触れざるを得ない場合も勿論あります。

その場合はどうしたらいいのでしょうか?

では、先程のNG例をOK例に変えてみましょう。

OK例:

「前の会社では事務をしており、書類作成やデータ入力などの

 簡単な作業を黙々とこなしていくようなポジションで働いていました。

 しかし、時折お客様へお電話を通じて自社製品の説明等を行う機会があり、

自身で商品を提案していくことへの面白みを感じるようになりました。

 また、以前からお客様を含め人と話すことは好きでしたので、

 営業職として成長していきたいと言う思いが強くなり、転職を決意しました。」

あっ、今度はなんだかアクティブというか…活発な印象を受けますね!

今回の例では

「面白くない」「給与が見合わない」というようなネガティブなキーワードを取り下げ、

「前から考えていた営業職に移りたいと思い」の部分を掘り下げました。

特に未経験の職種の場合は、その職種に対する熱意がやはり重要視されるので

何故そう思ったか?ということは、OK例のようにキッカケとなるエピソードも踏まえて

重点的にアピールした方が良いですね。

(2)「志望動機」の答え方

では次に、一番重要な「志望動機」です。

この質問の答えは必ずしっかり考えてから面接に臨みましょう。

ではまず、NG例です。

NG例:

・なんとなく

・行きたい業界の会社だから

・大手企業だから、土日休みだから、待遇が良いから

・ハローワークで募集していたから

これは具体的に何が悪いんでしょうか?

「なんとなく」は言わずもがなですが…

残りは、実はケースバイケースでもありますね。

この答え方の一番良くないところは、「その企業である必要性を感じないこと」です。

同じ条件であればどこでも当てはまるんですよね。

なので、例えば「金沢市の○○業界の営業であれば会社に拘りはない」というのであれば

上記の答え方でも良いのかもしれません。

ただ、内定率は下がってしまうので「失敗しない転職」を行うためには

一社一社万全の準備を整え、多くの内定を取って、そこから転職する会社を選んだ方がいいですね。

(※詳しくは第四回の講座をご覧下さい)

今回は内定率を上げることが目的なので、入念に準備していきましょう!

ここでは、前回の講座でお伝えした「会社のHPを見て情報収集しておこう」という

ポイントが役立ってきます。

では、早速OK例を挙げていきましょう。

OK例:

御社のことは、ハローワークで求人を募集されているのを見て知りました。

最初は私が志望している提案型の営業職だと書かれていたので興味を持ちましたが、

その後、御社のHPやリクナビの情報を拝見しました。

その際、新卒で営業職として入社された方が

「入社歴に関係なくプロジェクトの企画や提案が出来る」と仰っていて、

今までの会社とは違う裁量の広い環境でやり甲斐を持って働けそうだと思いました。

また、御社が製造している「○○」という商品は、今後お年寄りの方を始めとした

広い客層に求められるもので、自信を持って提案出来ると感じられる点も

私にとって大きな魅力であり、是非働きたいと思い志望しました。

確かに、「準備編」で確認しておいた企業の情報が活かされてますね!

はい。

「うちの会社に興味があるんだな。調べているんだな」と感じますよね。

勿論これは一例なので、色々な答え方があると思いますが…

HP等を見て「ここは良いな」と感じたところは伝えたほうがいいですね。

また、面接官からの質問の中には会社の事業内容や理念などを質問してくる方もいます。

そういうイレギュラーな質問にも慌てず答えられるよう、会社の情報は

事前にチェックしておいて損はありません。

今回は少し長くなってしまったので、

・その会社で何をしたいか、どうなりたいか

・自己紹介

は、また次回にお話したいと思います。

おまけ:マイナスプラス話法を常に意識しよう

マイナスプラス話法…?

ってなんですか?

マイナスプラス話法は有名な話術の一つです。

「マイナスの話題を持ってきても、それに続く形でプラスの話題を出し締めくくることで

 聞いている相手にプラスの印象を与える」というものですね。

例とすると、

「この道具は取扱が難しく値段も高いが、とても性能が良い」

「この道具はとても性能が良いが、取扱が難しく値段も高い」であれば

前者の方は最後に話した「性能が良い」というプラスの印象が残りやすくなります。

これは面接でも同じことで、ネガティブな話題にも触れなければいけない場合でも

ポジティブな情報を付け加えることで印象が変わってきますので

是非意識して活用して頂ければと思います。

今回はとりわけ大事な質問内容である分、少し文章量が多くなってしまいましたので、

次回の講座では残りの質問である

・その会社で何をしたいか、どうなりたいか

・自己紹介

の答え方に加え、その他想定される質問などもお教えしていきます。


自己紹介

転職コンサルタントとして、過去の事例も踏まえたアドバイスを掲載! 毎月20日に更新します。

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